有田焼を始めとしたプロの陶芸家・陶磁器製造企業の方まで、高品質で豊富な種類の磁器土をお届けいたします。
陶芸用磁器土製造販売 渕野陶磁器原料
当社では、製品それぞれの調合や割合で製造しています。
当社では主に・スタンパー製造・ボールミル製造
この2種類の製造方法をご紹介します。製品により製造方法は少しずつ異なっています。
スタンパーによる製造方法
詳細はこちらをクリック
ボールミルによる製造方法
スタンパー(スタンプミルともいう。)杵と臼で陶石を細かく砕き白い磁器土を作っています。
陶石の粉砕
これは、当社の製品それらの調和・配分に応じてブレンドします。その後、ジョーククラッシェなので5つめです。粉砕します。
粗く砕いた陶石をスタンパー(杵と臼)でさらに細かくします。粉末状になるまで約11時間かかります。粉末状になった陶石はブロアで吸い上げ、空気輸送されていったんホッパーへ貯蔵されます。
水簸(すいひ)
水中での沈降速度の違いを利用しての分級を水肥といいます。水の中で粗い粒子から細かい粒子までを段階的に選別していきます。
粉末状の陶石をベルトコンベアで徐々に撹拌機に投入していき、水と混ぜ合わせます。
これに細かく一番きれいな砂粒状のものをかき出します。
この細かい粉が製品=陶土となります。泥漿状態での細かい粉が沈殿槽いっぱいに溜まるまで2週間〜1ヶ月かかっています。次への工程へと進みます。
脱水
その後、振動ふるい(目開75〜90ミクロン)にかけ、不純物を取り除きます。泥漿を脱鉄機(電磁石)を通し鉄分を取り除きます。
フィルタープレスでかけてポンプの圧力で水分を取り除いて、板状の陶土にしています。さらにその2時間前後できております。冬場はもっと長くなります。排ガス混入や圧力鋳造はこの状態で使用しますよ。
混錬
真空土練機で陶土の空気を抜け、硬さを調節し、円柱状に形を整えます。ビニールで包み完成です。
陶石だけでなく、長石や蛙目粘土やカオリンなど日本中、世界中の原料を使って、様々な陶土をつくっています。
当社のボールミルの内壁には珪石のレンガが張り付けてあり、玉石(ボール)も6センチ程度の珪石をつかっています。このボールミルの中に原料と水を入れ、回転させることで玉石を転がし、原料をすり潰していきます。水を一緒に入れる混式粉砕で、泥漿状態で出来上がります。
混合・粉砕
陶石・粘土などの原料を製品ごとの調合合せて計量してボールミルに投入し、その後水を入れ、細かく砕きながら混ぜ合わせます。
排出
出来上がった泥漿をポンプでボールミルから吸い出しタンクへ圧送します。
フィルター製品にかけてポンプの圧力で水分を取り除き、板状の陶土にしてあります。早い製品で1時間半、長いもので4時間半以上かかります。冬場はもっと長くなります。冬場はもっと長くなります。この状態で使用できますよ。
円柱状に形を整え、梱包します。真空土練機で陶土の空気を抜け、硬さを調節し、円柱状に形を整えます。ビニールで包み完成です。
地元のお客さんには自社トラックでお届けしています。