こんにちは、渕野です。
当社では磁器土の素焼きの温度は900℃がおすすめ
磁器土の場合、800℃の素焼きでは強度が低く、弱くて脆いため、
絵付けや施釉などの取り扱い時に破損させてしまう可能性が大きくなってしまいます。
しかし、800℃の素焼きだからといって、
本焼きの色合いが変わってしまうことはありません。
800℃の素焼きでも900℃の素焼きでも本焼きの結果は同じです。
800℃の素焼きと900℃の素焼きの違いは、素焼きした状態での強度と吸水率です。
素焼きを900℃で行うことで、破損が減り取り扱いがグンと楽になります。
素焼き後の扱いやすさという点で900℃の素焼きをおすすめしています。
窯の設定が可能なら、磁器土の素焼きは900℃で行いましょう。
800℃の素焼きがあまりに脆い、900℃で焼いても脆い、
というようなときは焼成炉の炉内温度が温度計より低い可能性があります。
この場合は、設定温度を上げてみましょう。
「磁器土を焼く窯の温度は正しい?」の記事が参考になります。